文字と発音の基礎 04. 文のプロソディ   ドイツ語スピーキング講座のトップサイトへ跳ぶ

・イントネーションとアクセントの表記法の解説
・文レベルでのイントネーションの原則
・文レベルでのアクセントの原則
・例文一覧

1. 決定疑問文(=ja/neinで答える疑問文)               1-1 1-2 1-3 1-4 1-5 1-6
2. 承前の(=前の文の問いかけを受けた)肯定文            2-1 2-2 2-3 2-4 2-5
3. 補足疑問文(=疑問詞のある疑問文)の基本パターン [通常の場合]   3-1 3-2 3-3 3-4 3-5 3-6
4. 肯定文                              4-1 4-2 4-3 4-4 4-5
5. 補足疑問文の別パターン [問いかけや親しみの気持ちを強めた場合]   5-1 5-2 5-3 5-4 5-5
6. 命令文                              6-1 6-2
7. 断片文による疑問                         7-1 7-2
8. 列挙                               8-1
9. 定型表現(挨拶)                         9-1 9-2 9-3 9-4 9-5 9-6
10. 定型表現(調子を尋ねる)                    10-1 10-2 10-3 10-4 10-5
11. その他                             11-1


1-1. 決定疑問文:Heißen Sie Meier?     ページトップへ  次の例へ

 通常の決定疑問文(ja または nein の答えをまず求める疑問文)は、英語の場合と同様、中程度の高さからはじまり、文末を一番高く上げて終わります。その際、文末が上がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音(=通常は最後の単語のアクセント母音)でいったん高さを低くし、その後一挙に上げましょう。

2-1. 承前の文:Ja, ich heiße Meier.     ページトップへ  次の例へ

 決定疑問文に対し、ja または nein で答えるときは、前の文の問いかけを受けていますので、最初は高いところからはじまり、ja でいったん、中程度の高さにおろします。下の例ではそのあとは平叙文ですので、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音(=通常は最後の単語のアクセント母音)でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


1-2. 決定疑問文:Kommen Sie aus Deutschland?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 通常の決定疑問文は、中程度の高さからはじまり、文末を一番高く上げて終わります。その際、文末が上がって終わることをはっきりさせるため、最後の単語のアクセント母音でいったん高さを低くし、その後一挙に上げましょう。

2-2. 承前の文:Nein, ich komme aus Tokyo.     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 決定疑問文に対し、ja または nein で答えるときは、前の文の問いかけを受けていますので、最初は高いところからはじまり、nein でいったん、中程度の高さにおろします。下の例ではそのあとは平叙文ですので、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、最後の単語のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


1-3. 決定疑問文:Wohnen Sie in München?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 通常の決定疑問文は、中程度の高さからはじまり、文末を一番高く上げて終わります。その際、文末が上がって終わることをはっきりさせるため、最後の単語のアクセント母音でいったん高さを低くし、その後一挙に上げましょう。

2-3. 承前の文:Nein, ich wohne in Berlin.     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 決定疑問文に対し、ja または nein で答えるときは、前の文の問いかけを受けていますので、最初は高いところからはじまり、nein でいったん、中程度の高さにおろします。下の例ではそのあとは平叙文ですので、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、最後の単語のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


1-4. 決定疑問文:Studieren Sie Jura?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 通常の決定疑問文は、中程度の高さからはじまり、文末を一番高く上げて終わります。その際、文末が上がって終わることをはっきりさせるため、最後の単語のアクセント母音でいったん高さを低くし、その後一挙に上げましょう。

2-4. 承前の文:Ja, ich studiere Jura.     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 決定疑問文に対し、ja または nein で答えるときは、前の文の問いかけを受けていますので、最初は高いところからはじまり、ja でいったん、中程度の高さにおろします。下の例ではそのあとは平叙文ですので、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、最後の単語のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


1-5. 決定疑問文:Sind Sie Student?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 通常の決定疑問文は、中程度の高さからはじまり、文末を一番高く上げて終わります。その際、文末が上がって終わることをはっきりさせるため、最後の単語のアクセント母音でいったん高さを低くし、その後一挙に上げましょう。

2-5. 承前の文:Nein, ich bin Lehrer.     ページトップへ  前の例へ

 決定疑問文に対し、ja または nein で答えるときは、前の文の問いかけを受けていますので、最初は高いところからはじまり、nein でいったん、中程度の高さにおろします。下の例ではそのあとは平叙文ですので、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、最後の単語のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


1-6. 決定疑問文:Möchtest du etwas essen?     ページトップへ  前の例へ

 通常の決定疑問文は、中程度の高さからはじまり、文末を一番高く上げて終わります。その際、文末が上がって終わることをはっきりさせるため、最後の単語のアクセント母音でいったん高さを低くし、その後一挙に上げましょう。下の例は助動詞構文ですので、最後に置かれた原形動詞の essen のアクセント母音が一番低くなっています。


3-1. 補足疑問文の基本パターン:Wie heißen Sie?     ページトップへ  次の例へ

 補足疑問文(疑問詞のある疑問文)は、英語の場合と同様、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。なお、普通は、最後の単語のアクセント母音が文全体の最後のアクセント母音になりますが、この例のように、最後の単語がアクセントの来ない代名詞など場合には、その前の単語のアクセント母音のところに音の高さの山が来ます。

4-1. 肯定文:Ich heiße Meier.     ページトップへ  次の例へ

 肯定文は、英語の場合と同様、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


3-2. 補足疑問文の基本パターン:Woher kommen Sie?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 補足疑問文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。なお、普通は、最後の単語のアクセント母音が文全体の最後のアクセント母音になりますが、この例のように、最後の単語がアクセントの来ない代名詞などの場合には、その前の単語のアクセント母音のところに音の高さの山が来ます。

4-2. 肯定文:Ich komme aus Japan.     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 肯定文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


3-3. 補足疑問文の基本パターン:Wo wohnen Sie?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 補足疑問文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。なお、普通は、最後の単語のアクセント母音が文全体の最後のアクセント母音になりますが、この例のように、最後の単語がアクセントの来ない代名詞などの場合には、その前の単語のアクセント母音のところに音の高さの山が来ます。

4-3. 肯定文:Ich wohne in Hiroshima.     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 肯定文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。(なお、この例では wohne in の部分で、 wohne の最後の e はほとんど聞こえず、次の in とくっついて発音されていますで発音にも注意してください。)


3-4. 補足疑問文の基本パターン:Was studieren Sie?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 補足疑問文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。なお、普通は、最後の単語のアクセント母音が文全体の最後のアクセント母音になりますが、この例のように、最後の単語がアクセントの来ない代名詞などの場合には、その前の単語のアクセント母音のところに音の高さの山が来ます。

4-4. 肯定文:Ich studiere Medizin.     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 肯定文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


3-5. 補足疑問文の基本パターン:Was sind Sie?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 補足疑問文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。なお、普通は、最後の単語のアクセント母音が文全体の最後のアクセント母音になりますが、この例のように、最後の単語がアクセントの来ない代名詞などの場合には、その前の単語のアクセント母音のところに音の高さの山が来ます。

4-5. 肯定文:Ich bin Student.     ページトップへ  前の例へ

 肯定文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


3-6. 補足疑問文の基本パターン:Was möchtest du essen?     ページトップへ  前の例へ

 補足疑問文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音(=下の例では、最後の単語 essen のアクセント母音)でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


5-1. 補足疑問文の別パターン:Wie heißen Sie?     ページトップへ  次の例へ

 補足疑問文(=疑問詞のある疑問文)は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わりますが、それとは別のイントネーションのパターンもあります。親しみを込めたり、相手に答えを促す気持ちを表現したり、あるいはていねいさを出そうとするときは、補足疑問文でも決定疑問文のように、文末を上げる場合があるのです。その際は、文の終わりの、普通なら中程度の高さから下がっていく部分(下の例では代名詞の Sie の部分)を逆に上げて発音します。


5-2. 補足疑問文の別パターン:Woher kommen Sie?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 補足疑問文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わりますが、それとは別のイントネーションのパターンもあります。親しみを込めたり、相手に答えを促す気持ちを表現したり、あるいはていねいさを出そうとするときは、補足疑問文でも決定疑問文のように、文末を上げる場合があるのです。その際は、文の終わりの、普通なら中程度の高さから下がっていく部分(下の例では代名詞の Sie の部分)を逆に上げて発音します。


5-3. 補足疑問文の別パターン:Wo wohnen Sie?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 補足疑問文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わりますが、それとは別のイントネーションのパターンもあります。親しみを込めたり、相手に答えを促す気持ちを表現したり、あるいはていねいさを出そうとするときは、補足疑問文でも決定疑問文のように、文末を上げる場合があるのです。その際は、文の終わりの、普通なら中程度の高さから下がっていく部分(下の例では代名詞の Sie の部分)を逆に上げて発音します。


5-4. 補足疑問文の別パターン:Was studieren Sie?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 補足疑問文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わりますが、それとは別のイントネーションのパターンもあります。親しみを込めたり、相手に答えを促す気持ちを表現したり、あるいはていねいさを出そうとするときは、補足疑問文でも決定疑問文のように、文末を上げる場合があるのです。その際は、文の終わりの、普通なら中程度の高さから下がっていく部分(下の例では代名詞の Sie の部分)を逆に上げて発音します。


5-5. 補足疑問文の別パターン:Was sind Sie?     ページトップへ  前の例へ

 補足疑問文は、普通は中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わりますが、それとは別のイントネーションのパターンもあります。親しみを込めたり、相手に答えを促す気持ちを表現したり、あるいはていねいさを出そうとするときは、補足疑問文でも決定疑問文のように、文末を上げる場合があるのです。その際は、文の終わりの、普通なら中程度の高さから下がっていく部分(下の例では代名詞の Sie の部分)を逆に上げて発音します。


6-1. 命令文:Sprechen Sie bitte langsam!     ページトップへ  次の例へ

  命令文も肯定文などと同様、中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。


6-2. 命令文:Entschuldigen Sie?     ページトップへ  前の例へ

 命令文は、中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。その際、文末が下がって終わることをはっきりさせるため、文全体の最後のアクセント母音でいったん高くし、その後一挙に下げましょう。なお、普通は、最後の単語のアクセント母音が文全体の最後のアクセント母音になりますが、この例のように、最後の単語がアクセントの来ない代名詞など場合には、その前の単語のアクセント母音のところに音の高さの山が来ます。


7-1. 断片文による疑問:Wie bitte?     ページトップへ  次の例へ

 断片文(=いくつかの単語だけからなる不完全な文)が、疑問であるか断定であるかは、イントネーションだけで決まります。ですから、断片文で疑問を表すときは必ず文末を上げなければなりません。最初は、中程度の高さから始め、文全体の最後のアクセント母音(=通常は最後の単語のアクセント母音)から後ろを上げましょう。


7-2. 断片文による疑問:Und Ihnen?     ページトップへ  前の例へ

 断片文が、疑問であるか断定であるかは、イントネーションだけで決まります。ですから、断片文で疑問を表すときは必ず文末を上げなければなりません。最初は、中程度の高さから始め、文全体の最後のアクセント母音(=通常は最後の単語のアクセント母音)から後ろを上げましょう。ただしこの例のように、最後のアクセント母音でいったん下げて一気に挙げるややオーバーな例もあります。


8-1. 列挙:Ich spreche Englisch, Deutsch und Französisch.     ページトップへ

 コンマあるいは und や oder などでいくつかの単語や文をつないで列挙する場合、まだ続いているということを聞き手にわからせるため、区切りの時点ではポーズを置いた場合も、けして下げてはいけません。次の要素が来る限りは、必ず中程度の高さを維持し、すべての要素の列挙が終わった文末のみ下げます。


9-1. 定型表現(挨拶):Guten Tag!     ページトップへ  次の例へ

  肯定文などと同様、中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。


9-2. 定型表現(挨拶):Guten Tag, Herr Meier!     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

  肯定文などと同様、中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わりますが、ここでは、Guten Tag の後にコンマがありますので、Tagを発音した後も高さが維持され、Meier のところから下がります。


9-3. 定型表現(挨拶):Guten Morgen!     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

  肯定文などと同様、中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。


9-4. 定型表現(挨拶):Gute Nacht!     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

  肯定文などと同様、中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。


9-5. 定型表現(挨拶):Guten Abend!     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

  肯定文などと同様、中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。


9-6. 定型表現(挨拶):Auf Wiedersehen!     ページトップへ  前の例へ

  肯定文などと同様、中程度の高さからはじまり、文末を下げて終わります。


10-1. 定型表現(調子を尋ねる):Wie geht es Ihnen?     ページトップへ  次の例へ

  疑問詞ではじまっていますので、普通の補足疑問文と同様、文末は下げて終わります。

10-2. 定型表現(調子を尋ねる):Danke, gut. Und Ihnen?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 danke ではじまる最初の文は、Wie geht es Ihnen? という問いかけに対する承前の文ですから、高いところからはじまり、Danke でいったん、中程度の高さにおろします。そのあとは平叙文ですので、文末は下げて終わります。次の und ではじまる文は断片文による疑問ですから文末は必ず上げます。

10-3. 定型表現(調子を尋ねる):Danke, auch gut.     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

 この文は、Und Ihnen? という問いかけに対する承前の文ですから、高いところからはじまり、Danke でいったん、中程度の高さにおろします。そのあとは平叙文ですので、文末は下げて終わります。


10-4. 定型表現(調子を尋ねる):Wie geht's?     ページトップへ  前の例へ  次の例へ

  疑問詞ではじまっていますので、普通の補足疑問文と同様、文末は下げて終わります。

10-5. 定型表現(調子を尋ねる):Danke, es geht. Und dir?     ページトップへ  前の例へ

 danke ではじまる最初の文は、Wie geht's? という問いかけに対する承前の文ですから、高いところからはじまり、Danke でいったん、中程度の高さにおろします。そのあとは平叙文ですので、文末は下げて終わります。次の und ではじまる文は断片文による疑問ですから文末は必ず上げます。


11-1. その他:Super!     ページトップへ

 一つの単語だけで成り立っている断片文による言い切りです。中程度の高さで始め、アクセント母音で一気に上げて最後は下げます